今回の記事は、「ハーバード合格 16倍速 英語勉強法」から

- 英語の勉強を頑張ろうと思っている人
- 頑張っているが、あまり納得のいくような結果が出ていない。
- 英語勉強の効率をもっと上げたい。
という方にオススメできる勉強法を本書の中から厳選して紹介しています。
是非参考にしてください。
ハーバード合格 16倍速 英語勉強法
著者は本山勝寛さん。
東京大学工学部卒業後、ハーバード教育大学院卒業。
塾や通信教育を利用せず、独学で東大へ現役合格し、TOEFL180点から1年足らずの独学でTOEFL273点に急上昇させ、ハーバード大学院に合格。
肩書きを見ると、なんだただの天才じゃないかと思う人もいると思いますが(僕も思いました笑)、
本書は凡人である僕にとってもかなり現実的で持続可能だなと感じた方法がたくさん紹介されており、挫折しない英語学習について王道の向き合い方が書かれています。
実現可能な目標を設定する。
まず大前提として、
英語が話せる=英語がペラペラになる ではないことを理解することが重要です。
最終目標がそれであったとしても、
まずは、「ネイティブのような英語ではないが、英語が通じ、目的を達成できる」
という達成可能な目標を見据えて学習に臨む事で、曖昧な目標になってしまうこと避ける必要があります。
16倍速勉強法とは?
本書の題名にもなっている「16倍速勉強法」とはそもそも何なのかについて解説します。
本山先生は、英語に限らない勉強の成果の方程式を以下のように定義づけています。
勉強の成果=地頭(英語脳)×戦略×時間×効率
これらの4つの要素を現状よりも2倍にすることができれば、2×2×2×2=16倍の英語学習の成果を出すことが可能になるというのが16倍速勉強法です。
本書では、これら4つの要素について、最大化するための方法や工夫が紹介されています。
本記事では、その中でも特にすぐに実行できるなと感じた「時間」の最大化について紹介します。
時間の最大化
語学に限らずあらゆる分野において、時間をかければかけるほど上達するということは容易に想像ができることだと思います。
その時間をいかに最大化するか、というところですが、本書では、スキマ時間を生かした学習が提唱されています。
これは、受験や資格試験など、何かしらの勉強をしてきた人は聞いたことのある勉強法ではないでしょうか。
我々が普段過ごしている時間には客観的に観れば無駄だといえる時間が多く存在しています。
1日を振り返ると何の目的もなくYouTubeを見ていたり、ひたすらインスタを見ていたり、思い当たる節がありますよね。
スキマ時間でどれだけの英語学習ができるのか。
僕たちが無駄にしているスキマ時間は、ぱっと思いつくだけでもこんなにもあります。
- 通勤・通学
- 食事の時間
- トイレ
- テレビ・動画を見ている時間
- SNS
これらのちょっとした時間を英語時間に当てることで、かなりの時間を確保することが出来ます。
例えば、通勤・通学が片道30分かかる場合、平日5日間で往復5時間、1年間で240時間を英単語の暗記などに当てることができます。
この小さな積み重ねを毎日続けるだけで、学生時代の夏休み40日間を毎日6時間英語の勉強したくらいの勉強時間が確保できていることになるわけです。
スキマ時間の学習によって、英語上達にかかる期間というのは大きく差が出てくることがわかるのではないでしょうか。
スマホ、YouTubeや動画配信サイトは最強のスキマ時間勉強ツール
本書では、外出中に手軽に使うことが出来るスマホや、勉強という意識を持ちにくいYouTubeや動画配信サイト等を利用したスキマ学習が強くオススメされています。
実際にこれは確かにスキマ学習に最適だなと思ったものを紹介したいと思います。
スマホの英単語帳アプリを使う。
英単語帳アプリを入れておくと、スキマ時間にスマホで学習することが出来るので取り掛かるまでの作業が全く生じないため、継続性も高く凄くオススメな勉強法だなと思いました。
また、アプリではなくても、単語帳を電子データにしておくと、スキマ時間にはスマホで、しっかりと勉強したい時には紙で勉強するなどの使い分けができるので、電子データで取り込んでおくのもいいかもしれません。
ちなみに僕のおすすめの単語帳はこれらの記事でおすすめしているので是非読んでみてください。


また、アプリや電子データでなくても、音声だけでも入れておけば、スキマ時間で相当な単語を網羅することが可能です。
単語帳を持ち歩いて勉強する形でも全く問題はありませんが、単語帳を持ち歩きはするけど結局全然開かないなという人に凄くオススメなスキマ勉強法です。
英語ニュースを読む。
本書では、「NHK World」を読むことが推奨されています。
BBCやCNNなどのニュースは、海外のニュースにさほど興味のない人であれば、すぐ挫折してしまうため、ある程度知識のある日本のニュースを英語で読むのが良いのだ、ということのようです。
心から賛同します。
YouTubeで英語学習。
本書でもオススメの動画が紹介されているのですが、海外のものでも日本人Youtuberでも自分が好きな人を見つけてラジオ感覚で見たり聞いたりすることで、継続しながら英語に耳が慣れるようになってくるかと思います。
注意してほしいのは、見るときはネイティブやそれに近い英語力を持っている人の動画を見てください。
勉強している途中なので、やはりネイティブの方の英語を聴くことが望ましいと思います。
ちなみに僕の大好きなYoutuberはAtsuさんです。
すごくストイックでかっこいい方なのでぜひ見てみてください。
NETFLIXなどのサブスクリプションサービスを使った英語学習。
最近すごく流行っているサブスクリプションサービスですが、その中でも僕はNetflixをおすすめします。

理由は、英語字幕で観れる作品がとても多いからです。
また、英語字幕と日本語字幕の切り替えが容易なのでどういう意味なのかも理解しやすいです。
PCを持っていれば、さらに英語学習に特化した使い方もできます。
興味がある人は以下の記事を読んでみてください。

とにかく英語の作品をたくさん見ることで英語に耳が慣れてくるので、スキマ時間に洋画を観るのもオススメです。
自分の使うデバイスの設定を英語にする。

これは、かなり小さな変更のように思えますが、英語への接触時間でいうと大きな増加です。
別の章で語られているのですが、こういう心掛けは大事だなと感じました。
これからの1年は英語留学のような気持ちで生活に英語を取り込もう。
社会人になって、自由な時間はかなり制限されてしまっているかもしれません。
ただ、工夫をして勉強すれば1年間で英語力を大幅に上げることは可能です。
今回紹介した「時間」以外の「英語脳・戦略・効率」についても、本山先生の実践してきた勉強法がたくさん載っているので、是非、この本を読んで、これからの1年を英語力飛躍の年にしてみては。
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