
「Duo3.0」
大学受験のための英語学習で使用された人、大学生・社会人になって評判がいいので買ってみたという人、様々いるかと思いますが、この単語帳は”優秀な”単語帳であると非常に評判が高いです。
僕はTOEIC860点を取った後、英語圏の友達や海外旅行での会話である程度困らないくらいの英語力をつけるためにこの英単語帳を使用したんですが、相当役に立ったと思っています。
今回僕が紹介するDUOの使い方は、主に
- 問題を解くための英語ではなく、より実用的な英語力を身につけたい。
- 基礎的な会話をするための英単語力を身につけたい。
- Duoをある程度使い倒して、今後さらにこの単語帳で英語力に磨きをかけたい。
- 大学生・社会人など受験勉強のための英語が目的でない人で「Duo、気になってます」という方
という人に向けてのものになります。
Duoは口語でも使うことができるようなフレーズが多いので、使い方次第で何倍にも化けると思っています。
では、はじめましょう。
Duoってどんな単語帳?本書の構成
Duoの構成は、
見出し英文
見出し語とその意味
見出し語の派生語・関連語、同意語・反意語
最後に見出し英文の日本語訳
という形。
Duo3.0の何がいいのか。
例文が覚えやすい。
Duoに載っている例文は結構、現実でもありそうなものが多いです。
もちろん、単語帳としての機能を果たすべく、無理矢理に単語を入れなくてはいけないのですが、違和感が最小限になるような工夫をされているように見受けられます。(違和感はないけど、可哀想な登場人物はいます)
そのため、読んでいて飽きないです。
2回目読むときもこんな例文あったなあと思い出しやすい作り。
何周も回転すればするほど英語への理解が深まる。
これは、これから話す勉強法に直結する内容なんですが、Duoは単語帳でありながら、あらゆる要素を詰め込んだ参考書です。
なので、回転するごとに着目するべきところを変えて学習をすると、英語への理解がその度に深まっていくわけです。
それでは、実際に僕が実践した使い方を紹介します。
Duoの僕流の使い方。

回転をするごとに学習するところを変え、カバー率を上げていく
僕は先ほども言ったようにDuoという単語帳は噛めば噛むほど味が出る参考書だと感じています。
視点を変えて学習をすることで英語における様々な力が身に付きます。
では、具体的にどのようにカバー率をあげていったのかというと、
- 1周目
見出し英文・見出し英語だけをひたすら確認していく。(完璧に記憶する必要は全くありません。) - 2~4周目
大体の見出し英語の意味を網羅するまで繰り返します。(僕は4周目くらいで一度この段階を切りました。) - 5~7周目
関連語・対義語を覚えていく。 - 8~10周目
見出し英文の訳を読んで、見出し英文を思いつくようにする。 - 11~13周目
見出し英語・関連語・対義語の意味から英語が思いつくようにする。
という流れです。
この勉強法はどういう考えが根幹にあるかというと、”インプットからアウトプットへ”これに尽きます。
具体的には、Duoが必須だと考えている英文、英単語・熟語で基礎を固めたうえで、次にその単語の関連語・対義語などボキャブラリーの基礎をより厚くしていき、その後、意味を覚えた英語たちを自分の頭で運用できるようにしていくという流れです。
僕はこの世のあらゆる作業について、”アウトプットがモノを言う”と思っています。
この勉強法はDuo1冊に絞り、精度を高めてアウトプットまで確実に行うことで、英語を習得していこうというプランであり、Duoはその1冊に絞るに値する参考書であると僕は考えています 。
基本的に3周ペースで次の段階に行っていますが、何周するかは実際の自身の手ごたえ次第なので臨機応変に変えてください。
また、それぞれの段階を完璧にしようとするとずるずると時間だけが過ぎていきかねないので、ある程度(60~80%くらい)覚えてきたなあと思ったらそこで切って次の段階に進んでください。
次の段階に移行した後も、ちらちら前の段階でやったことの確認もできるのも1冊で完結する良さだと思っています。
会話で使えそうな例文をチェックしておく
これは、どの段階でやってもいいのですが、例文には、書き言葉と話し言葉の例文が混ざっています。
暗記にある程度強弱をつけるために、口語の文章にはわかりやすいようにチェックをしておいて、その文章だけを先に覚えるというのもアリだと思います。
何のために日本語→英語にするのかという目標にもよるのですが、僕は”日常英会話”のために学習をしていたので、口語のものについて集中して学習をしていました。
まとめ

以上、Duoのおすすめの使い方を紹介しましたが、最後に勉強の際の留意点をまとめておきたいと思います。
- Duo1冊で完結させる。(これが終わった後はもちろん別のものに手を出して構いません。個人的に文法書は先にやっていた方がいいと思っています。)
- 英会話が目的であれば、インプットで終わらない。
- インプットは短めに。アウトプットはより丁寧に。
- 各段階で完璧を求めない。わからないものは保留して次に行く勇気を。
文法は大体理解しているけど、話すとなると単語が出てこない・・・という方はぜひ試してみてください。
それでは、よきDuoライフを。
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