キャッシュレス化が叫ばれる今日。
僕もほとんど現金を使うことはなくなりました。
そんな生活を送っていると、お金をどのくらい使っているのかという感覚が本当に弱くなっているように感じます。
今回は、数多くの人から支持されている名著「年収200万からの貯金生活宣言」の中で紹介されている90日プログラムについて、分かりやすく解説をしていきます。
年収200万からの貯金生活宣言 / 横山 光昭

発売日は2009年。
家計再生コンサルタントでファイナンシャルプランナーの横山光昭先生が、実際に数多の家計に困っている人々を救出してきた経験から、貯蓄をするために必要な心構えや知識、実際に貯めるための方法やスキルを実際に”使える”やり方で教えてくれています。
この本は買って得しかありません。
たった1000円で今後何万何十万、もしかしたら何百万といらない出費を減らし、他の経費に充てることができるのであれば、買わない理由がないでしょう。
貯金の仕方:90日プログラムとは?

そんな名著「年収200万からの貯金生活宣言」の中で、紹介されている貯金法が「90日プログラム」。
このプログラムは、とにかく”貯める”ということがどういう作業なのかを感覚的につかみ、貯金生活を長期的に続けるため、目標設定から振り返りを行うまでのスパンを「90日」で区切り、戦略的に貯金をしよう、という貯金法です。
横山先生曰く、とにかく一度正しい考え方で貯金を含めた自分の消費行動を意識して生活をしてみることが凄く大切だ、ということです。
実際の貯金生活は、自分の中で達成可能なモノ、長続きしそうなものにアレンジしていくことが望ましいですが、まずは、ベースを知っておかなければ正しい貯金生活は送れません。
それでは、本書で語られている「90日プログラム」のやり方について簡単に説明します。
Step1:現状分析

まずは、先月の自分の収支を確認します。
初めに言っておくと、基本的に本書では、貯金というものに抵抗を持つことがないように取り組むことが最優先にされています。
完璧な収支を出す必要はありません。
明らかに現状と乖離しているレベルでなければ、大まかで構いません。
あくまでプランを考えるための指標として振り返ってみてください。
このステップでの最重要ポイントは、本書でも何度も語られているのですが、
- 消費
- 浪費
- 投資
の割合を明らかにすることです。
消費・浪費・投資とは?
生活するのに必要なものの購入や、使用料としての支払い全般。
生産性はさほど伴わない。
ex.食料や住居費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など
生活に必要でないもの。
いわゆるムダづかい。
ex.嗜好品(タバコ、お酒、コーヒー)、ギャンブル、程度を超えた買い物など
生活に必要不可欠ではないが、将来の自分にとって有効につながる生産性の高い使い方。
ex.習い事、本、投資信託、貯蓄など
以上、消費・浪費・投資について簡単に説明をしました。
これらについて本書では略して「消・浪・投」と呼ばれています。
消費:浪費:投資=70:5:25が理想。
浪費は、ゼロであるに越したことはないのですが、継続可能性という面で5%までは許容してもいいとされています。
また、投資については25%は確保することが望ましいとされています。
投資の1つである「貯金」に25%のうち何%を充てるのか、というところも皆さんが継続を意識した計画の中で決めていくことになります。
Step2:90日プログラムの作成。

現状を分析したら、実際に90日プログラムについて考えていきます。
目標設定
それでは、ここから目標設定の段階に入っていきます。
Part1:目標、願望をはっきりと具体化させる。
これは、この90日プログラムの根幹ともいえる作業です。
人間、楽しみがないと継続は出来ません。
例えば、
「海外旅行に行くために15万貯める。」
とか、
「カメラを買うために10万貯める。」
とか、具体的な楽しいコトを考えることと具体的な金額の設定が成功へのカギです。
Part2:消・浪・投の割合を決める。
先ほど述べたように、70:5:25が理想です。
その中で、比較的固定化しやすい消費の金額を算出し、そこから投資、浪費の額を出していきます。
例えば、給料が月21万円の人の場合、消費は14万7千円、浪費は10500円、投資は52500円が理想です。
洗い出したうえで、投資のうちいくらを貯金に回せるかを現実的な範囲で算出します。
90日プログラムでの貯金達成額はこの段階で確定するようなイメージです。
Part3:生活の中で、改善したいことや貯金とは全く別の目標などを洗い出してみる。
これは、横山先生の持論、「生活そのものがしっかりしていない人は、貯金もできない」という考えから考案されたものです。
この節は読んでいて、本当にそのとおりだなあと思いました。
お金は、規則正しい生活と、常に向上心を持っている人には自然と訪れてくれるようなものなんでしょう。
確かに生活が不規則でしっかりしていない人は、何もかもが中途半端になってしまいそうな気がします。
とにかく自分の生活を振り返ってみて、だらしないなと思う部分があれば書き出してみましょう。
この機会に直すことができれば、儲けものじゃないですか?
90日プログラムを実行する上での留意点。
①家計簿をつける。
本書では、ノートに書くことをオススメされていますが、スマホにメモするような形でもいいんじゃないかと個人的には思っています。
家計簿をつける理由は、「自分の大まかな消費行動を知る」ためです。
なので、実際のお金の記録が完璧に整理されている必要はありません。
継続可能な範囲で欠かさず記録し振り返ることが重要です。
②貯金箱と貯金用口座を用意
貯金箱は、貯金を実際にしているというのを肌で感じるために用意し、貯金用口座は今回の90日プログラムで貯金に回したお金だけを入れる貯金用口座を用意し、実際にお金をどれだけ貯められているのかというのを可視化するために用意します。
横山先生は、貯金箱は、開けられないものではなく、簡単に開けることができ、実際にお札や小銭が貯まってきているのが目に見えるようなものを選ぶことをオススメしています。
要するにこれらを用意する理由としては、お金を貯めているんだという意識や達成感を常に忘れないというためというわけです。
プログラム実行中にすること
本書では、プログラム実行中にしてほしいことが7つあげられています。
その中で僕も実際にやろうと思っている2つを紹介します。
本を読む
何かを意欲的に学ぼうとしない人はお金に対してもネガティブであることが多いという横山先生の経験則から奨励されているもの。
これは、僕も全面的に同意です。
せっかく貯金をするのなら、もっと投資について学びたいと投資に関する本を読み漁るのも良いですし、お金には全然関係ない本であっても、とにかくポジティブな意識を持つことはあらゆるところに波及してきます。
これは、実践した結果をまたお伝えしようと思います。
家計簿をつける
先ほども書いていますが、何度も書くくらい、家計簿は必要不可欠です。
繰り返しですが、形はどのようなものでもよく、完璧に記録されたものでなくて大丈夫だと横山先生は言っています。
定期的に自分の消費活動を大まかに振り返り、消・浪・投の割合を掴みましょう。
この期間は1週間が長すぎず短すぎずちょうどいい期間です。
1週間ごとに消・浪・投を意識して振り返ることで、少しずつ貯金感覚を掴んでいきます。
まとめ:90日プログラムは簡単にお金を貯めることが出来る正攻法。

それでは、これまで話してきた90日プログラム貯金法を簡単にまとめると、
①貯金を習慣化するために、まずは90日の貯金計画を立て実行してみる。
②現状分析をし、消費・浪費・投資の割合を振り返る。
③自分が貯金をしてしたいこと、買いたいものなど具体的な目標をたてる。
④達成のために必要な消費・浪費・投資の割合を考える。
⑤投資の中でいくら貯金できるかを整理し、消費・浪費の中で削れそうなものを洗い出す。
⑥ついでに生活の中で直したいことなどを考えて書き出しておく。
⑦90日プログラムを始める。
⑧一週間ごとに振り返り、自分の消費行動を見直す。(家計簿をつける)
というような流れです。
目標や金額など、具体的にどう運用していくのかは、僕の生々しい実例を基に解説をしていきます。
今回は、90日プログラムの考え方について簡単に説明しました。
よかったらこの本、買って読んでみてください。
凄くタメになります。
この本の購入費は消・浪・投のうちの「投資」に入る出費なので、お金を使っても全く問題ないですよ。笑
コメント
コメント一覧 (1件)
Long time supporter, and thought I’d drop a comment.
Your wordpress site is very sleek – hope you don’t mind me asking what theme you’re using?
(and don’t mind if I steal it? :P)
I just launched my site –also built in wordpress like yours– but the theme slows
(!) the site down quite a bit.
In case you have a minute, you can find it by searching for “royal cbd” on Google (would appreciate any feedback) – it’s
still in the works.
Keep up the good work– and hope you all take care of yourself
during the coronavirus scare!